今日はVS10Tファミリーに2pcデュオブロックのEliteが仲間入りをしましたのでそちらのご紹介です。
シャープでスピード感のあるデザインが特徴のVS10T。
ニュートレイルのデザインは天面にちゃんと平面が残ってるデザインが多いのですが、流行りのメカニカルな感じが出しにくいんですね。それはブラッシュドをきちんと見せたいからなんです。
最近のデザインは機械的で細くかっこいいものも多いですが、そのいわゆる今っぽいってホイールはみんなブラックとかガンメタとか茶色だとおもいませんか?
私どもが考える鍛造ホイールはやはりデザインスキルもさることながら質感を大事にしたいですし、廃りの少ない商品を世に出していきたいと思ってます。なのでニュートレイルはスタンダードかつ極力ブラッシュドが映える面を残すようデザインしてます。
余談はさておきモノブロックとEXTで展開しておりましたVS10Tですが今回は21インチの2pcのEliteでの作成をご依頼いただきました。
モノフェイスのEliteと文字通りモノブロックのMonoはある意味正面の見た目はほぼ一緒です。
上はモノブロック。
厳密にいうとスポーク間の処理が違ったりコンケーブの形状がストレートかほんのりカーブ気味か言われなければ気づかない程度の違いです。言われないとぜんぜんわかりませんよね?笑
ではなぜEliteが必要だったかというと、まずはサイズバリエーションの自由度。
モノブロックはこちらのデフォルトである指定サイズのみでの作成ですので、0.5インチ太ければとかこのサイズでコンケーブしてればなんてお話もありましたのでそこを埋めるのが重要な役割です。
これにより細くてもコンケーブ、タイヤに合わせたリム幅のチョイスがより簡単になりました。また、見た目ではステップリップ形状で奥へ向かって落ちていくのでより立体的で高級感のある表現が可能になりました。バルブ穴もステップリップ形状のためバルブへのアクセスが容易なこと、TPMSへも対応であらゆる高級車にもマッチしますのでモノブロックからのステップアップにも最適です。
デザインによってはピアスボルトも打てますので明らかにモノブロックとの差別化を図れます。ただ、部品点数が増え重くなるのと、組み立てホイールのため納期のばらつきがあるのがモノブロックと比較するとデメリットかと思います。
さてこんなメリット/デメリットがあるEliteで作ったVS10Tはピアスボルトを20本配置し、モノブロックとはまた違った表情を携えて完成いたしました。
写真撮ってきましたのでご覧になってみてください。
上の写真だと同じく見えてたのに違いは明らかにあるのがお分かりいただけると思います。
接合部が奥にあるだけでずいぶん印象が変わりますよね!
フィニッシュは漢のフルポリッシュノークリア。手がかかるフィニッシュですがクロームとはまた違った輝き方をする素敵なフィニッシュです。この度はありがとうございました!
VS10T Elite 21inch T=298000+15000(DEEP CONCAVE)
Fully Polished Option T=55000.
Matte Black Inner T=0
各税別1本価格
Eliteシリーズのサイズバリエーションは20-22インチでの展開です。
他のデザインでもエリートシリーズでの作成は可能です。
お問い合わせは各ニュートレイルディーラー様もしくは行きつけのショップ様までお気軽にどうぞ!
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