先日ご案内してました新デザイン、”RC5 Mono"が完成しました。もうすでに車両には装着が済んでおりますが改めてご紹介させていただこうかと思います。
まずはご覧ください。
CG画像がこんな感じで現物化するわけですね。当然同じなんですが、質感や立体感のおかげでまったく別のものに見えますね笑
で、今回このRC5の作成に当たりこだわったところは大きく3点。
まずは縁まで伸ばしたスポーク。
これはVS10Tから始めた流れで、よりスポークを長く見せるため。特別な技法でも何でもないですがニュートレイルが断固として使ってこなかったディテールです。なぜならどのブランドも誰でもやってることだから。当然ホイールとしての面白みも欠けてしまうのですが、あえてそこへ行くことでさらに新しい何かを発見できないかと思ってVS10Tから採用いたしました。これでステップリップのように小さく見えるようにデザインしたステップドグルーブ、VS5やCS9Dなどのフチありのデザイン、そしてVS10TとRC5のフチなしと全部揃いました笑
次にこだわったのはここ、フチからはじまるフラットなエリア。
上の写真とほぼ一緒ですが、この部分はデザインをするうえで非常に重要な位置づけで、ここをないがしろにすると安っぽいホイールが出来上がります笑
今回はフチから逆ぞり形状でいわゆる普通より若干広く設計しました。これはコンケーブ感が生まれるようにと、全体の華奢なイメージをそうでないようにバランスをとるために考えたディテールです。ほとんどはここをガタガタと落としてあるのが多いですが、そこをカバーするように絶妙な幅で調整しました。なので今回はロゴもここへ大きめに。ほんとはグルーブを入れたら面白かったかなと思ってましたが今回は我慢してシンプルを貫きました。
最後はセンター部のメカニカル感。
最近の流行はデザイン面をより大きくとって細く残し、残りを薄くしてそこに穴をあけるギミック的なデザインが流行ってますね。時計で行ったらトゥールビヨンぽいっていったらいいんですかね?複雑化が進行中です。
もちろんそういうものも作れますがあえて今のところ作っておりません。というのも流行り廃りのフローに巻き込まれたくないから。ただそうすると何の特徴もないものができ上げってしまうので、今回はニュートレイル得意のセンター部にこだわってらしさを残しました。
テーマはメカニカル。割と曲線が多かった今までのデザインとは正反対の、直線を多用した削り込みを使いました。スポークの根元とリンクするラグホールの周りをスクエアに削り、スポーク間には天面のデザインをフォローするラインで削り込みを施しました。これによりシャープな削りもの感が一気に高まり、シンプルな5本のスプリットスポークに生命感を吹き込むことができました。
ではもう少し見ていただきましょう。
まだまだかっこいいもの、シャレたもの、新しい感は作れますね!
この手のホイールは決して安くない価格帯の商品ですが、クオリティ/バリュー感がフェアで満足度の高い商品づくりを心がけていきますので今後もニュートレイルにご期待くださいませ。
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