2019年度へ向けていくつかニューデザインを追加及び作成中ですが、今回ご紹介するのは”HERITAGE(ヘリテイジ)”というデザインになります。
可能な限りシンプルに、可能な限りリスペクトを込めて、でもどこかしら新しい。
コンセプトはこんな感じです。なので、本来であれば”なんとか5”みたいな名前になるのですが、この伝統あるクラシックなデザインに最大限のリスペクトを込めて、ヘリテイジという名前にしました。
まずこのデザイン、もちろん鍛造なんですがどこにも角がないんです。ボルトホールと裏側以外どこ触っていただいてもツルツルです。スムーズで滑らかです。まるでキャストホイールのようです。
そうなんです、削り出しの鍛造ホイールを作るうえで一番手間がかかるのが凹凸でいうところの凸側を滑らかにすること。キャストホイールも最初に手間はかかりますがモールドを作ってしまえばほぼ無限に増産できるので滑らかなデザインのホイールが作りやすいんです。それを鍛造ホイールで1本1本作ろうと思うと気の遠くなる手間=時間がかかるので、比較的サクサクカットができる、パキパキしたデザインがおおいんです。Neutraleでも当然パキパキしたデザインもあります。それはそっちの方がカッコイイから。すべてはシェイプとスポーク(ホール)のバランスを見てパキパキさせるのか滑らかにさせるのかきめるのですが、今回のこのシンプルな5スポークにパキパキ感は全くいらなかったので、切削機の刃を行ったり来たりさせながら時間をかけてこのなまめかしい造形を表現していきます。
シェイプもこだわりました。ただのボワーンとしたシェイプではつまらないですし、シュッとしたコンケーブもどうかなということで、Tracシリーズをベースにリバースマウント専用でシェイプを見直しました。
滑らかにカーブしながら立ち上がるスポークエッジ部~中心へ向かってカーブを描きコンケーブさせながらセンター部へ落としていきますが平らにも見えるよう角度に細心の注意を、そしてボウルドロップは大胆だけど角なくなめらかに。キャップ周辺は新しめのデザインに見えるよう今回レイズドキャップは採用しませんでした。
スポークの太さも太からず細からず、絶妙なバランスへ調整していろいろな車に似合うようにしました。
80-90年代のネオクラシックはもちろん、最新のお車にもにあう繊細さを兼ね備えたデザインです。
こちらのデザイン今のところ18~21インチでの作成が可能です。17インチもおそらく可能です。22インチは素材と相談が必要です。
写真のこちらは19インチ、1.5インチアウター装着例です。
十分な深さというか味が出ております。
価格は
18インチ ¥235000/1本~
19インチ ¥240000/1本~
20インチ ¥250000/1本~
21インチ ¥2700001本~
となっております。
今回のブログで紹介させていただいたこのセットは1月11日から幕張メッセで開催の東京オートサロンにHall2 257へ展示予定のMouf様作成Audi RS3に装着予定ですので会場へお越しの際はぜひご自身の目でご覧ください。
その他今回のオートサロンへは
Hall7 756のBalance it様のスポットへ出来立てのボディキットをまとったRS3にVS5 Monoを装着いただいたこちらのお車を、
Hall2 258 NeutraleのスポットへはPanorama Craft様作成のCS9D Classic RMを装着いただいたAudi TT Roadsterを展示いたします。
今回はNeutraleの得意とする手の届くユーロで楽しく遊ぶ提案が詰まった車ばかりで楽しみですね!
また来年より大事なお車のあの嫌な思いを軽減させてくれる素晴らしいアイテムの輸入を開始します。こちらも会場で実際に手に取ってみていただくことができますのでぜひ会場へお越しのさいはお声がけください。
2018年も残すところあと数日となりました。今年もたくさんのホイールを作成させていただいたりイベント会場でお話できたり打ち合わせをしていただいたりと大変お世話になり本当にありがとうございました。来年も相変わらずお付き合いくださいますようお願い申し上げます。年明けはまずオートサロンで仕事するふりしてアブラを売っておりますので遊びにきてくださいね!
ではでは皆様風邪などひかぬようお体に気を付けて良いお年をお迎えください!