本日ご紹介しますホイールはTM13 Classic。
Classicシリーズはニュートレイルの中核になりますセミコンケーブタイプのディスクを使用した3pcステップリップのホイールです。
デザインは13交点のTwin Meshの頭を取ってTM13。Twinの意味は外側と内側に2つづつメッシュがあるんです、見たまんまですが。笑
今回ご依頼いただきましたのは黒い19インチ、できる限りリムを深く。
クラシックシリーズはセミコンケーブのため、ディープリムがあまり得意なホイールではありません。そこで毎回リムを取るためにキャップの裏側のクリアランスまで計算して追い込みます。今回もお客様に限界までツラを詰めていただき、ブレーキ及びハブデータと照らし合わせてリアで3.5インチ(約9㎝)を獲得できました。
フィニッシュは前回のブラッシュドxポリッシュとは正反対のブラック系。このセットのキモはアウターもインナーもベーシックなシングルコートのパウダーコートで合わせたことだと思います。鍛造ホイールの場合、やはり金額もそれなりに張りますので素材感を大事にしたフィニッシュが多い傾向にあります。ブラッシュドクリアやフルポリッシュなど素材の光沢、手作業ならではの味を大事にした素晴らしい仕上げで、どのお車に合わせてもアメリカっぽさと1ランク、2ランク上の雰囲気を手にすることができます。また近年ではキャンディ系のパウダーコートのバリエーションも増え様々な色遊びも可能になってきました。このように個性を演出しやすい環境が整う中、あえてベーシックなシングルコートのパウダーを選ぶ感覚が非常に面白く感じたりもします。言い方を変えると、あえて素材感を消すべくすべて覆ってしまう、最も贅沢な仕上げとも言えますよね。
こちらのホイールはアウターは艶のあるグロスブラック、センターは艶感を抑えたマットブラックで同じ黒なのにしっかりとしたコントラストが表現できました。この感じはアメリカでは割とポピュラーな仕上げで足元がぐっと引きしまるカッコいい組み合わせです。もちろんインナーもマットブラックで仕上げてあります。(これは3pcホイールはすべてデフォルトです)。 今回はそこに一つ変化球を入れたのがピアスボルト。写真ではわかりにくいですがデフォルトのクロームにティントをかけることで主張を抑えたブラッククロームのような深みを与え、ブラックxブラックの中になじむようにいたしました。クロームやカラードキャンディでは浮いてしまう、真っ黒では面白くないなんて時にはとても有効な手段です。ついでにクローム剥がれも抑制できますのでその辺が気になる方にもおすすめです。
それではご覧ください。
TM13 Classic 19inch : 230000/1本
Outer Black Option : 10000/1本
Rivets Tinted Clear Option : 10000/1本
各税別
Classicシリーズではオプションでディープコンケーブの設定もございます。リム幅は減りますがダイナミックなシェイプで作成が可能です。お気軽にお問い合わせください。
お問い合わせは各Neutraleディーラー様もしくは行きつけのショップ様までお気軽にどうぞ