今回はCS9Dのことについて書いてみようと思います。
現在LAは乾燥がひどくて山火事が6件発生中です。サンタアナウインドーって風のせいですごい勢いで燃え広がってしまったそうです。家を焼け出されたり被害にあわれた方には一刻も早くの復旧を心よりお祈り申し上げます。。
さてNeutralのデザイン名はアルファベットが2つ先頭にきて、次に数字が決まりになっています。もうお分かりの方もいらっしゃると思いますが、
CS=Cross Spoke...おもにメッシュタイプに使っています。
MS=Multi Spoke...いわゆるフィンタイプ。
SS=Split Spoke...中割れのスポーク
TM=Twin Mesh...メッシュがダブルになってるのでTM。
TS=Thicker Spoke...太めのスポーク
VS=V Spoke...V形のスポーク
OR=Off-Road...オフロードアプリケーション用に作成したので。
LM=これだけちょっと変則的ですがLe Mansの頭文字です笑 隠すつもりはないので説明しますと僕が好きなホイールがLe Mansを走ってた車に着いててそれからヒントを頂いたので敬意を表してLMです。こんなかんじで、そのあとの数字はスポークの数。非常に簡単です。笑
またNeutraleのホイールはコンケーブ角度の追求はデザインコンセプト的にはそれほど重きをおいておりません。サイズによっては角度のあるオプションもございますが、基本的には昨今の車両の高性能化に伴うブレーキの大型化、それによってサイズ及びオフセットの選択が狭まる中、コンケーブ角度を重視していくのは難しいと判断し、その代わりに立体感やデザイン上のディテールを加えることで上質感を演出して時代の流れに左右されずに長く使っていただけるようなプロデュースをできる限り心がけています。
デザインコンセプトはこちら大まかに、モノブロックでは立体感を重視した質感と走りのバランスを、3pc Classicでは品の良いコンケーブ角度とリム幅のバランスを、Tracでは大型ブレーキへの対応幅も視野に入れたデザイン設計になってます。
さてさて前置きがずいぶん長くなりましたが今回のお題にありますCS9Dだけ”D"が後ろについてます。このDはDirectional(ディレクショナルまたはダイレクショナル)のDです。デザインに回転方向がきまっているものはDirectionalデザインと呼ぶのでそのDです。
こんな感じで意味さえ分かればできる限り簡単に理解していただけるように名前は付けてます。
で、このCS9D、すごくシャープなイメージのメッシュなんですが、よく見ていただくとスポークの表側と裏側で太さを変えてるんです。そのためパッと見た感じはシュッとした華奢な印象なんですが実際には意外とゴツいスポークで作成してます。それに方向性を加えたためスポークが長くなってシャープで立体感のあるデザインになってるんですね。
このスポークに特徴があるため、3pcClassicはアウターリムで立体感が出せるため中心のボウル部はなるべくシンプルなものを採用しました。
モノブロックに関してはこのデザインはよりスポークを長く見せてエレガントな雰囲気を出そうと思ったのでステップグルーブを採用してません。そのため全体的にはシンプルなホイールになってしまうため、モノブロックではボウル部に若干手を加えて立体感を出しています。
このデザインはアメリカでも評価をいただいてるようで、東海岸及び西海岸でも装着車両がいます。
また18インチではスラントリップを使った仕様も作りましたが、新旧のテイストがミックスされて非常にバランスの良いホイールになりました。
では以下装着車両の紹介です。
CPM Chassic Tuning BMW M4 / CS9D 20x9.5/11.5
MOUF. R8 V10 PLUS / CS9D MONO 20x9.0/12.0
STR8AUTOWORKS TOYOTA PRIUS V / CS9D CLASSIC 19x9.0
DORT BMW M3 / CS9D CLASSIC 20x9.5/11.5
STR8AUTOWORKS BMW M3 / CS9D CLASSIC SL 18x9.5/11.5
RYAN(LA) VW MK6 GTI / CS9D CLASSIC SL 18x9.5/10.0
今回はずいぶん長くなってしまいました笑 では次回はまた別デザインのお話で、、